8月1日の朝、アンマンからの乗合タクシーで到着したダマスカス。まだ9時台なのにとても暑い。とにかく安宿のアル・ハラメインホテルへ行くが、ベッドはfull。近くの同クラスの宿もあたってみたが同じ状況。結局ルーフ泊という結果になった。イラク情勢の影響でペトラをはじめ、どこも観光客が例年に比べて激減していたヨルダンとは対照的。この後もハマ、アレッポといったメジャーどころの安宿は空きベッド確保が難しかった。特に、ここダマスのアルハラメインは夜9時ごろまでマットを敷いてくれないので、それまで居場所がないので困った。日中の暑い最中はできれば昼寝していたいのに。
ウマイヤドモスク。世界最古のモスクの中に絶好の昼寝場所を見つけた。モスクの中はとても涼しくて、さらに昼寝している人でいっぱい。その中に交じってのうたた寝はとても快適。ついには横になってマジで眠ってしまったのだが、しばらくしてたたき起こされることになった。本当に字のごとく「たたき起こされた」のだ。正直、バシッ!という音が頭の上でしたときには飛びあがってしまった。目の前には竹の棒を持った2人の巨漢が竹の棒を振り上げて睨みつけている。眠気は一気に吹き飛んだ。この騒ぎにも目覚めずに横で眠っていた人も同じ目に。その後もモスク内のあちこちでバシバシやって、あっという間に厳粛な空間に様変わりした。[注:棒で叩いているのは壁や床。しかし、その時は本当に殴られると思った] |